2015年11月8日日曜日

F様 中古住宅 兵庫県三田市 インスペクションと耐震診断をさせていただきました


木造2階建て築27年の住宅の購入を検討されていたクライアントからインスペクションと耐震診断をご依頼頂きました。
前回と同じく増谷建築設計工房の増谷くんとの共同で行いました。




北側のスレート屋根にコケが生えてました。直接的なダメージではないですが屋根面を清潔に保つことは長期的に見て雨漏りなどの可能性を減じますので機会を見て清掃されることをお薦めしました。



あとは外壁面に設備をビス止めしてあったものを無理に引き抜いたような跡が見て取れました。これも雨水の侵入経路になりかねません。

全体的に南側採光を優先した設計になっているせいで耐震性については多少バランスが悪くなっている点を指摘させていただきました。



2015年9月21日月曜日

ホームインスペクションセミナーの講師をしてきました。

阪急梅田オフィスタワー20階の TDY 大阪コラボレーションルームにて。
インスペクション(住宅劣化診断)に興味のある、もしくは活用を検討されている一般のユーザーさんを対象にしたレクチャーが催されました。

 講師は私、妹尾さん、鶴谷さんと三人。
そのトップバッターを努めさせていただきました。
話の導入としてホームインスペクションの基礎知識と簡単にインスペクションの依頼の流れを説明するのが私の担当でした。





たくさんの方にお集まりいただきました。今後もホームインスペクションの有用性を知っていただく機会を作れればいいですね。




2015年7月4日土曜日

宍粟の家、工事契約が済みました。

嗚呼、工事契約。
増谷建築設計工房まで建て主さんと工務店さんにご足労いただきました。
はじめて敷地を拝見してから設計すること13ヶ月…
いよいよ現場が動き出します。
我々は今後、工事が完了するまで設計図通りに工事が進んでいるかチェックする監理業務のためにちょくちょく工事現場に行くことになります。



2015年6月29日月曜日

O様 中古住宅 奈良市西大寺 インスペクションと耐震診断をさせていただきました

木造2階建て築20年弱の住宅の購入を検討されていたクライアントからインスペクションと耐震診断をご依頼頂きました。
現在、このお宅は売主様が居住中のため、極力おじゃまにならないように手早く調査する必要性もあって前回と同じく増谷建築設計工房の増谷くんとの共同で行いました。
坂本は劣化診断を、増谷くんは耐震診断と分担しました。




床下の診断も行いました。
断熱材や防湿コンクリートも十分機能を発揮しているようで概ねよい状態のようです。
涼しい。


特に気になったのは外壁材(サイディングと言います)に浮いている箇所が数箇所見受けられました。美観上も気になりますが何より外壁の脱落や雨水の侵入などにより壁内の劣化の原因となりますので早期に修繕されることをお勧めしました。


屋根裏の調査中。構造材の接合部の金物が小さいものが使われていました。
法規の改正前に竣工したものですので手抜き工事や異常劣化というわけではありませんが現行法規下で施工されたものに比べると若干見劣りしますね。
しかし、この日は曇りでさほど気温は高くなかったのですが、さすがに熱がこもって暑い・・・。

クライアントに先日報告書をお渡しし、内容をお伝えしてきました。
売買ご契約前に家屋の状態を十分把握することができたということで喜んでいただけました。

2015年6月28日日曜日

「田中一光 美の軌跡」 展を奈良県立美術館にて。

田中一光さんの展覧会が行われていたので行ってきました。
すでに亡くなられていますが戦後の日本のグラフィックデザインを牽引してきた著名なデザイナーです。奈良出身の方だったんですね。

西武百貨店の包装紙の水玉パターンとか無印良品のデザインプロデュースとか普段生活していれば必ず目にしたことのあるものをたくさん手がけられています。


館内はフラッシュを使わなければ写真撮影OK。寛容な感じがええですね。


デザインする対象からとことん要素をそぎ落として伝えたい物を抽出する方法、簡単に真似できそうでやってみるとなかなか難しいんですよね。



一見どぎつい配色も自分でやってみるつもりで見てみるとものすごいセンスを感じます。


今度なにかチラシとか作る機会に最大限インスパイア?されてみるべくガン見してきました。
なにかはやく真似して描いてみたい。


細君はただひたすら食材の名前が並んでいるハウス食品のポスターがお気に入りだったようです。



2015年6月24日水曜日

西明石にて打ち合わせ

「宍粟の家」、ずいぶん工事予算もまとまってきました。
今日は見積内容の最後の詰めの打ち合わせで西明石のクライアントの元を訪れました。


お打ち合せに「ホテルキャッスルプラザ」の和食のお店に席をご用意いただいていました。
個室の設えの立派な赤石というお店です。ランチとってもおいしかった!


肝心のお話も比較的スムーズにまとまり、近日工事契約ということで一気に進展しそうです。
なんとか年内竣工でまとめたいですね。


2015年6月14日日曜日

喜多俊之氏JID理事長「アジアのデザインとインテリア」講演を聴きに行ってきました。

プロダクトデザインを中心に多方面で活躍されているデザイナー、喜多俊之さんの講演がグランフロントのSANWA COMPANYで催されていました。


話題の中心はミラノサローネ。
出展された作品を含めて会場の様子をたくさんの写真を交えて解説していただきました。


氏は住まいと暮らしのリノベーションの国際見本市「LIVING&DESIGN」総合プロデューサーをされています。
いつか「LIVING&DESIGN」もミラノサローネのような街中を巻き込んだデザイン祭りになると期待しています。

2015年6月6日土曜日

有馬温泉に行ってきました。



有馬温泉に一泊二日で行ってきました。
近場すぎてなかなか行く機会がなく、今回はじめてです。
宿泊は有馬ロイヤルホテルというところなんですが和室のテラスに浴槽が設置してあるというお風呂入り放題のおもろい部屋でした。


翌日は雨も上がって朝から温泉街散策。
うまそうなパンに釣られてホテル近くのテラス席のあるパン屋さん「パンドボゥ」でもりもり朝ごパン。





「へてから」という和モダンの佇まいのナチュラルでオーガニックなショップもチョット覗く。



帰りは梅田でランチに小籠包をいただいてMBSのロビーでライヨンの展示をみて帰ってきました。




2015年5月27日水曜日

昨日に引き続き T様 兵庫県尼崎市 所有されている店舗併用住宅のインスペクションと現況図作成のための実測。

昨日に引き続いて同じ方が所有されている物件の調査です。
今回は木造2階建ての店舗併用住宅ですが現在は空き家で倉庫として使用されています。
近い将来、賃貸物件に使うことを見据えて劣化部分の診断とリノベーションプランを作成していく上で元になる現況図面の実測作業をご依頼いただきました。







こちらの物件は本格的にリノベーションを考えて、より詳細な実測図面の作成を望まれました。
一日かけてじっくり採寸。
昨日見た文化住宅よりは築年数も幾分浅く、無理な構造計画でもないようですので躯体は比較的しっかりしていました。
 長らく空き家だった影響か水回りの傷みや外壁材のひび割れなどは見受けられましたがその辺りを重点的に手を入れていただければ十分賃貸物件としてよみがえると思います。
 今後はリノベーションプランの作成を通じて、この建物が収益を生んでいく方法をご提案していくことになりそうです。

2015年5月26日火曜日

T様 兵庫県尼崎市 経営されている文化住宅のインスペクションと実測調査させていただきました。

今回は2階建て木造賃貸の文化住宅。
クライアントはこの物件を所有、経営されている大家さんからの依頼です。
昭和30年台に建てられて、さすがに時間を経てあちこち傷みが見られたり、現行と比べると見劣りする耐震性など、万が一の地震、火事などの際に入居者の安全性を確保するのが大家さんの責務とのことでチェックと補修方法の立案を検討してくためにインスペクションと現況図実測調査をご依頼いただきました。
増谷建築設計工房の増谷くんとの共同作業です。
増谷くんはインスペクションを、坂本は実測作業の方を担当しました。
住戸はワンルーム8戸。すべて入居されている物件のためご入居されている方のご協力により室内に立ち入らせていただいての調査となりました。




躯体の歪みや軒裏に雨水進入の形跡などさすがに築50年なりの劣化事象が現れていました。
阪神淡路大震災のダメージも少なからず影響しているのかもしれません。


耐震診断は尼崎の補助制度を使って別業者が行うようです。結果が出るのは少し先になるようですが、それと今回のインスペクションの結果、作成した実測図面を踏まえて建物の寿命を伸ばすべく補修工事の方法を計画立案、アドバイスしていくことになるかと思います。

2015年5月22日金曜日

昨年11月に引き続き、東大阪市 長瀬にてホームインスペクターの実地研修

前回、じっくり研修させていただいたので今回は新しい協会員さんのサポートを主目的に来ました。


講師は去年と同じく植村工務店の植村敦さんです。インスペクションの現場経験が豊富で細かなノウハウを含めてレクチャーされていました。さすがです。




まだ現場経験の少ないインスペクターの方々、技術の底上げに役立ったと思います。



2015年5月17日日曜日

春日のここ開いてますよ。


5月末まで春日大社の造替記念で普段は見ることのできない国宝の御本殿が特別公開されてます。
友人家族とともに見学に行ってきました。




一番のお目当ては御本殿にあるというなかなかお目に掛かれない「イワクラ」
 イワクラは精緻な配置や人の背丈を超えるような巨大さが魅力なのにだいぶちっこい!
何らかの神事には使われたのでしょうが、あんまりイワクラの配置そのものにも隠れた意図は無さそう。



建築の方は前日に繊細な数寄屋の茶室をみたばかりだったので、比較すると奈良の建築は構造が太くて力強いことこの上なし。
質実剛健な感じが極まって神々しさを感じます。



2015年5月16日土曜日

越木岩神社に巨石のイワクラを見る

西宮市の越木岩神社にある「イワクラ」を見に行ってきました。
この神社の境内に大きなイワクラが複数あります。またかつて境内で過去に人手に渡りながらも
イワクラは何らかの意思のもと古代の人の手が加わって加工されたり配置されている巨石のことです。


このイワクラのうち最大のものがこの神社のご神体として祀られてます。
ぱっと見、ただの大きな自然石に見える上に現代人の感覚や土木技術がイワクラを築いた人々の感覚や技術の延長線上になく、はっきりした文献も残っていないのでなぜここに?どのように作られた?など多くの部分がナゾのままです。


境内には南北一直線に配置された3ヶ所のイワクラがありました。
ところどころオーバーハングしている不安定さのある石の形状やスケール感、単一の素材感とか参道を通るアプローチの方法などが、この場所から醸しだされる神々しさや特異な迫力の源なのかな。
これを作った人たちの空間感覚の追体験を通して迫力のある空間を作るれるようにうまく設計の仕事に活かしたいもんです。



実はかつてこの神社の境内で、現在は人手に渡ってマンションの開発計画が進んでいる隣接地にもイワクラが残っていてこれの保存活動に賛同の署名をしたので一度、現地を見ておこうというのも見学の理由のひとつでした。
こういった貴重な遺跡がマンションの開発といった短期的な経済原理のもと消え去っていこうとしているのは残念ですね。