クライアントはこの物件を所有、経営されている大家さんからの依頼です。
昭和30年台に建てられて、さすがに時間を経てあちこち傷みが見られたり、現行と比べると見劣りする耐震性など、万が一の地震、火事などの際に入居者の安全性を確保するのが大家さんの責務とのことでチェックと補修方法の立案を検討してくためにインスペクションと現況図実測調査をご依頼いただきました。
増谷建築設計工房の増谷くんとの共同作業です。
増谷くんはインスペクションを、坂本は実測作業の方を担当しました。
住戸はワンルーム8戸。すべて入居されている物件のためご入居されている方のご協力により室内に立ち入らせていただいての調査となりました。
躯体の歪みや軒裏に雨水進入の形跡などさすがに築50年なりの劣化事象が現れていました。
阪神淡路大震災のダメージも少なからず影響しているのかもしれません。
耐震診断は尼崎の補助制度を使って別業者が行うようです。結果が出るのは少し先になるようですが、それと今回のインスペクションの結果、作成した実測図面を踏まえて建物の寿命を伸ばすべく補修工事の方法を計画立案、アドバイスしていくことになるかと思います。
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