長らく意匠設計の仕事をしていますが、何度体験しても棟上げの姿を見たときは、感無量。組み上がった多くの柱・梁は化粧でそのまま室内に現しになります。そのため、極力木材同士の接合金物が視界に入らないように配慮しました。
コンパクトながら在来木造の素朴な力強さを表現する架構になりました。
今回の敷地は南北ともに道路があるため二方向道路に該当し、建ぺい率の緩和が適用されました。本来なら建ぺい率60%のところ70%で計画しています。10%お得。
数値上は敷地に3割余白ができてるはずなんだけど、こうしてみてみると割といっぱいいっぱいに建てる感じ。
ベタ基礎の底盤の上に直接1階床の内装仕上げをして、床下高さ分、室内天井高の有効寸法を稼ぐ作戦です。
枯れた設計上のアイデアですが、狭小地での計画の際には非常に有効です。