この神社の境内に大きなイワクラが複数あります。またかつて境内で過去に人手に渡りながらも
イワクラは何らかの意思のもと古代の人の手が加わって加工されたり配置されている巨石のことです。
ぱっと見、ただの大きな自然石に見える上に現代人の感覚や土木技術がイワクラを築いた人々の感覚や技術の延長線上になく、はっきりした文献も残っていないのでなぜここに?どのように作られた?など多くの部分がナゾのままです。
境内には南北一直線に配置された3ヶ所のイワクラがありました。
ところどころオーバーハングしている不安定さのある石の形状やスケール感、単一の素材感とか参道を通るアプローチの方法などが、この場所から醸しだされる神々しさや特異な迫力の源なのかな。
これを作った人たちの空間感覚の追体験を通して迫力のある空間を作るれるようにうまく設計の仕事に活かしたいもんです。
実はかつてこの神社の境内で、現在は人手に渡ってマンションの開発計画が進んでいる隣接地にもイワクラが残っていてこれの保存活動に賛同の署名をしたので一度、現地を見ておこうというのも見学の理由のひとつでした。
こういった貴重な遺跡がマンションの開発といった短期的な経済原理のもと消え去っていこうとしているのは残念ですね。
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