2017年1月17日火曜日

古い細切れ間取りを視線の広がるLDKに!空き家のリノベーション-改修前後の比較

株式会社ARM Plusの植田氏の企画原案のもと増谷建築設計工房と協働して尼崎市東難波町3丁目で設計監理を行っていたリノベーションの住宅の工事が昨年11月に完成しました。


クライアントの依頼により、あまり活用されていなかった築40年弱の在来木造の住宅を賃貸住宅へ改修したものです。
躯体は経年の割にしっかりしていましたが、間取りの構成が現在の時流に合わなくなっていたので1階にあったダイニングキッチンを2階に再設定してリビングダイニングキッチンとして広く使える計画を軸に各所手を加えました。

クライアントに竣工お引き渡し後、1カ月ほど入居者の募集をしていたのですが、2017年の年明け早々賃貸契約が決まりました。
角地・全室南面の好立地、今のライフスタイルに合わせた間取りにリノベーションしましたので快適に住んでいただけると思います。

<当物件のパンフレットを作成しました。ダウンロードはこちらから



2階のリビング。和室だった部屋を隣の洋室と一体に使用できるように。
残置されていた家具を改造してテレビラックにしました。







2階の洋室をリビングに隣接したキッチンに用途変更。
採光・通風とも十分なスペースになりました。








2階階段ホールだった通過するだけのスペースに室内ガラス建具を設えてリビングの延長に。
視覚的な広がりとともに下階まで自然光を導くことが可能になりました。







2階リビングから階段スペース方向を見る。左側がキッチン。かつては和室だったスペース。









1階にあったキッチンを廃止して洋室に改修。

たっぷりとした収納を備えた寝室になりました。









改修後の玄関(左)と南側外観(右)。屋外は外構以外は手を加えず工事予算を大幅コストダウン。
左:リノベーション前   右:リノベーション工事後