2018年12月3日月曜日

指導員としてホームインスペクター養成合宿に行ってきました





私が所属するホームインスペクションを専門に行う組織、インスペクション関西LLP主催で2泊3日のホームインスペクター養成合宿を催しました。今回で三回目となります。
少人数の受講生と私他三名のインストラクターが寝食を共にして密度の濃いカリキュラムを提供しています。実践前に間違えて失敗しておく場を提供する、をテーマとしています。
会場は滋賀県長浜市にあるインスペクション関西LLP組合員の会社が所有する木造一戸建て住宅のモデルハウスです。築11年とぱっと見はきれいな外観なのですがよく目を凝らしてみると経年劣化による事象がちらほらと見られる教材にするには最適な物件です。
今回の受講生は三名。遠路はるばる三重県津市から、そして長野市からやってこられた二名を含みます。熱意に頭が下がります。

1日目:朝-ホームインスペクターとしての心構えと具体的な業務の手順説明の座学・昼-会場のモデルルームを使用したホームインスペクション基礎編・夜-報告書の作成指導
2日目:朝-小屋裏、床下進入の実践・昼-インストラクター自宅を使用したホームインスペクション応用編・夜-報告書作成の実践
3日目:朝-前日から引き続き報告書作成・昼-インストラクターを依頼主に見立てたロールプレイによる接客指導と報告書の添削、修了証授与式と記念撮影

…以上のようなスケジュールです。遊びの要素は全くなし。文字通りの”強化合宿”です。
とくに経験の少ない初心者インスペクターにとって小屋裏や床下への進入は恐怖感が伴います。身のこなし方を一度体験しておくだけでも実際のインスペクション業務に臨むための大きな安心感につながります。足元の悪い小屋裏では梁の上に体重を預けてより深く進んでいき、なおかつ木材やそれらを接続する金具、雨漏りなど不具合がないか注意深く観察し写真を撮影するには一朝一夕では身につかない経験が必要となります。床下では給排水管や床を支える木材、基礎に不具合がないか観察しながら奥へ奥へと進むのです。インストラクターが先に進入して経路を確保しておいたとしても床下の高さが40cmにも満たない薄暗い空間を匍匐前進で進入していくのは想像するより重労働です。受講生の皆さんは心身ともに大変お疲れだったことと思います。技術と志の高いホームインスペクターを増員していくことはこれからのストック活用型の日本の社会を作っていくために急務となっています。その一端をお手伝いできたのではないかと自負しています。

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