少し前になりますが今年の夏に”六甲枝垂れ”に行ってきました。三分一博志さんという建築家が設計された展望台です。
六甲山の上に建つこの施設はステンレスパイプを多用したメッシュによる樹木の梢の様な姿が印象的です。
この場から見下ろす神戸の街の眺めが素晴らしいのはもちろん、さらにひんやりと涼しさを感じる展望台の内部に入って螺旋のスロープを下っていくと天窓から細く射し込む日光をキラキラと反射する水盤がありました。
風、光、水…自然を感じさせる原始的な要素や下ったり上ったりの体験によって六甲山のこの場所を訪れた思い出が深く記憶に刻まれました。
転じて家づくりを考える際にも無意識に訴えかけてくる原始的な感覚を大切にしてプランニングを行うと飽きのこない味わい深い空間性を住まいに取り込むことができます。
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