2014年11月17日月曜日

A様 中古住宅 奈良県安堵町 インスペクションさせていただきました

木造2階建て築29年の住宅の購入を検討されていたクライアントからインスペクションをご依頼頂きました。
 クライアントは外国籍の方で住宅を購入される前にはインスペクションを受けるということが当たり前の認識なのかもしれません。


外壁の塗装のやりかえや内装クロスの張り替えや床材の補修、水回り設備の交換など全体的にすでにリフォームがなされていていましたのであまり仕上げ材などで指摘するような箇所はありませんでした。

しかし、床下に入ってみると基礎の欠損が見られました。
シロアリ被害のチェックの際に業者が人通口を設けたものと思われます。


蟻害防止のためにはやむを得ない面もあるのですが基礎を削りとるとその分は間違いなく基礎の耐力が減じてしまうので悩ましいところです。
この点は「好ましいことではない」ということでその旨を指摘させていただきました。
1階の床材を張り替える際にあわせて床下のシロアリ防止措置も行えば最善だったのかな、と思います。

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